次のユネスコ事務局長は誰に?オードレ・アズレ氏のやったことと候補者を解説

この記事は2025年10月5日に執筆したものです。

ユネスコ(UNESCO:国際連合教育科学文化機関)は、教育・科学・文化を通じて平和を築くことを目的に設立された国際機関です。

その象徴的な取り組みが「世界遺産」制度であり、文化や自然の価値を未来へと受け継ぐための活動を支えています。

このユネスコの中枢に立つのが本日の主役である事務局長です。

今回は、2017年にユネスコの事務局長に就任したオードレ・アズレ氏が、2025年11月に退任するので、アズレ氏のやってきたことを振り返りつつ、次期事務局長候補者をお伝えします。

2025年10月7日の追加情報

新事務局長が決まりましたので別の記事で紹介しています。

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目次

現在のユネスコ事務局長:オードレ・アズレー氏

現在のユネスコ事務局長は、オードレ・アズレー(Audrey Azoulay) 氏。

フランス出身で、2017年11月に就任。2021年には再選され、2期目の任期を務めています。

アズレー氏は文化行政の専門家として知られ、フランス文化省の大臣を務めた経歴を持ち、ユネスコ事務局長としての手腕も就任時から高く評価されています。

その証拠に、再選時には169票中155票という圧倒的な支持を獲得しました。

ユネスコ公式サイトでは「massive support(圧倒的な支持)」という表現が使われ、加盟国の信頼を裏づける結果となりました。

彼女が取り組んだ主要なテーマは次の通りです。

  • 教育機会の公平化とジェンダー平等の推進
  • 文化遺産の保護と紛争地域での再建支援
  • AI・デジタル時代における倫理指針づくり
  • 多国間主義の再構築(“Rebuilding multilateralism”)

アズレー氏は2025年春にアフリカ・タンザニアを訪問し、地域文化の保護と若者教育の重要性を訴えています。

次期事務局長選出のスケジュール

STEP
2025年10月

執行理事会予備投票を実施

STEP
2025年11月

総会にて決定される

ユネスコの事務局長は、執行理事会による推薦と総会での選出を経て任命されるようです。

ユネスコ事務局長の有力候補者は3人

ユネスコ公式HPをみると、現時点(2025年10月)で公表されている有力な候補は以下の3名です。

候補者出身国経歴・特徴
ハレド・アハメド・エル・エナニー・アリ・エズ(Khaled Ahmed El-Enany Ali Ezz)エジプト元観光・古代遺物大臣。エジプトの文化遺産保護や考古学政策を主導。ピラミッドやルクソール神殿などの保護プロジェクトで実績を持つ。
フィルマン・エドゥアール・マトコ(Firmin Edouard Matoko)コンゴ共和国ユネスコ内部のベテラン職員。アフリカ担当や教育・人材育成分野で長年実績を積む。国際行政経験が豊富。
ガブリエラ・イリアン・ラモス(Gabriela Ilian Ramos Patiño)メキシコ元OECD幹部で、ユネスコの社会・人文科学担当事務次長を務めた。女性リーダーとしての存在感も大きい。

しかし、最新報道によればラモス氏はすでに立候補を辞退したとされています。

したがって、現在は エジプトのハレド・アハメド・エル・エナニー・アリ・エズ氏と、コンゴのマトコ氏による一騎打ちが濃厚になっています。

各候補の注目ポイント

① エジプトの「文化遺産外交」代表、エルエナーニー

考古学博士でもあるエナーニーさんは、古代エジプト文明を守ることが「世界全体の文化の基礎」であるといいます。また、ナイル川沿いの遺跡保護プロジェクトを推進し、国際連携にも積極的です。

さらに「文化を通じた平和外交」を掲げ、アフリカ・アラブ圏の支持を得ています。

ちなみにエルエナーニー氏は広島大学で講演も行いました。

② ユネスコ生え抜きのマトコ氏

コンゴ共和国出身で、ユネスコ本部の勤務経験が豊富です。

内部の制度や現場を熟知し、「アフリカの教育格差是正」をテーマに掲げています。

加盟国との橋渡し役としての信頼は厚く、「安定と継続」の候補と目されています。

なぜ「次期事務局長選」が注目されるのか?

ユネスコはここ数年、大きな転換期にあります。

米国・イスラエルの一時脱退(その後の復帰、アメリカは更に2026年末に脱退予定)、気候変動危機など新しい地球課題への対応が求められています。

そして文化遺産の政治利用問題など、現実的な課題も抱えています。

僕の個人的な感想ですが、次の事務局長は、世界のバランスを正す人が適任かもしれません。

特にアフリカ・アジア・中東各国が発言力を増す中で、どの地域の候補が勝つかは「グローバル・バランス」を象徴する出来事にもなります。

その意味で、2025年秋の選出はユネスコの新しい方向性を決める大きな節目といえるのです。

まとめ:ユネスコの未来は「多様性の対話」へ

文化の価値は、国境を越えた共感と理解の中にあり、ユネスコの事務局長という職は、その共感を世界に広げる「語り手」でもあります。

アズレー氏が築いた「包摂と調和」の路線を誰が継ぐのか。

それは単なるポスト争いではなく、次の時代における「平和の物語」を誰が紡ぐか という問いでもあると考えています。

2025年秋、世界の注目が再びパリ・ユネスコ本部に集まります。

その瞬間、世界遺産を愛する私たちにとっても、「文化が生き続ける未来」を考える大切な節目となるでしょう。

事務局長の選挙という固い話はさておいて…

今日は人選というか選挙的な話になったので少し固い話しになってしまいいました。

クレオさん

で、結局うちらにどんな影響あるんや?

問題はこれですよね。ユネスコが掲げる課題とかもあるんですが、僕ら世界遺産に行ったり勉強したり、試験を受けたり(試験問題に出たり)する身としては気になるところです。

名前は試験問題にでそうなのでチェックですね。

それとは別に、もしかしたら事務局長の得意分野によって、世界遺産の登録の流れも若干変わるかもしれません。例えばエル・エナニー氏になったら文化遺産がめっちゃ登録されるとか。

そんなことはないと思いますけどね。

いずれにしても、変化は不安でもあり、チャンスでもあります。誰が次の事務局長になっても期待したいですね。

リベルタ

あ~。。。世界遺産検定1級の勉強やらないと~(汗)
なんで僕は好きに勉強やってるのに、いつの間にか追われてるような感覚になるんだろう?
教えて偉い人…

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この記事を書いた人

リベルタのアバター リベルタ 妄想トラベラー

リベルタです。世界遺産検定1級の勉強をしながら世界遺産ファンタジーを運営していています。
推しの世界遺産は「フィレンツェ歴史地区」。小説の中に迷い込んだかのような美しい空気感が魅力的でマーブル紙も有名。
食べ物中心に妄想をするのが好き。
【保有資格】世界遺産検定準1級、国立公園検定1級、日本遺産検定3級、沖ノ島検定初級

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