
埼玉に世界遺産ってあるの?
実際どうなのか知りたい。



その疑問に、ズバリお答えします。
結論から言えば、埼玉県には現時点で世界遺産はありません。
しかし、世界が認めた「ユネスコ関連遺産」や、文化的・自然的な価値が高く“世界遺産級”と評価される地域がいくつも存在します。
たとえば、無形文化遺産に登録された「秩父夜祭」、日本遺産の「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」がり、どちらも埼玉の誇れる文化的な遺産です。
この記事では、世界遺産はなくても誇れる埼玉の魅力と、その背景にある文化的価値を徹底解説します。次の週末は、“世界遺産の視点”で埼玉を旅してみませんか?
- 埼玉に世界遺産がない理由とその背景
- ユネスコ無形文化遺産として注目される秩父夜祭
- 埼玉から世界遺産候補はでるか?
- 訪れるべき文化体験スポット・モデルコース
【結論】埼玉に世界遺産はない!でも誇るべき文化遺産がある


埼玉県には、現時点でユネスコの世界遺産に登録されている場所は存在しません。ただし、世界が注目する文化的価値をもつ“関連遺産”や“登録候補とされる地域”は確かにあります。
世界遺産がなくても、ユネスコ無形文化遺産や日本遺産、世界かんがい施設遺産など、埼玉は多彩な文化を未来へつなぐ力を持つ県です。ここでは、知っておきたい代表的な文化資産を紹介します。



ひとつずつ、埼玉の誇れる文化を見ていきましょう!
なぜ埼玉に世界遺産がないのか?
実は、世界遺産の登録は「推薦」や「評価」のプロセスが非常に厳しいんです。日本国内から推薦されるのは年に1件程度で、国際的な価値を証明する資料・保全体制も求められます。
埼玉の場合、歴史的・文化的には魅力的な資産が多いものの、国指定文化財や世界遺産候補のリスト入りをしていない地域が多いのが現状です。
ただし、「秩父夜祭」や「川越の町並み」など、埼玉が誇れる遺産も少なくありません。



登録されていない=価値がない、ではないんです!
ユネスコ無形文化遺産と文化価値
埼玉には、ユネスコの枠組みで評価されている文化遺産があります。
そのひとつが、無形文化遺産「秩父夜祭」。毎年12月に行われる絢爛豪華な祭りで、山車や囃子が夜空を彩り、世界各国の観光客を魅了します。
「無形文化遺産」とは、形として残らない文化的な営み・知識・技術・慣習などを指します。具体的には、慣習や表現、知識・技術とそれに関連する道具・物品・文化的空間を含むものです。
この定義は、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)が採択した「無形文化遺産の保護に関する条約」(2003年)で明記されています。
また、「日本遺産」に認定された「川越」も外せません。“小江戸”の名で親しまれる蔵造りの町並みは、江戸情緒を今に伝える貴重な文化景観です。休日には着物姿で散策する観光客の姿も多く、海外メディアにも紹介されています。
さらに、「世界かんがい施設遺産」として登録された「見沼代用水」は、江戸時代の土木技術と地域の水利文化を今に伝える存在です。自然と共生する日本の知恵を象徴する遺産として評価されています。



グローバル化・都市化・ライフスタイルの変化によって、伝統技術や慣習が継承されにくくなっていく中で、認定することで古き良きものを将来世代につなげていくんだね
将来の世界遺産候補はあるのか?
世界遺産に登録するためには、まずは日本の暫定リストに登録する必要があります。
現在は以下の4つなので、すぐに埼玉から世界遺産が登録されるのは難しいでしょう。
ただ、可能性は0ではありません。中国の兵馬俑(始皇帝)だって、地面を掘っていたら見つけてビックリしたって話です。
「これぞ世界遺産候補だ!」
そういえる遺産がみつかる日もくるかもしれません。



未来の世界遺産、埼玉から生まれるかもしれません!
訪れる価値のある文化スポット
世界遺産ではなくても、訪れる価値がある場所がたくさんあります。たとえば「秩父まつり会館」では、実際の山車展示や祭囃子の映像体験ができ、子ども連れにも人気です。
川越では「時の鐘」「菓子屋横丁」「蔵造り資料館」など、街歩きを楽しみながら歴史を体感できます。SNS映えするスポットも多く、和装レンタルでのフォトジェニック体験もおすすめです。
さらに「見沼通船堀」では、水の流れとともに江戸の知恵を肌で感じられます。地域の資料館では、灌漑や農業文化を学ぶこともできますよ。



“世界遺産級”の体験、埼玉で十分楽しめます!
まとめ|埼玉に世界遺産はない?それでも誇れる文化がある
今回は、「埼玉に世界遺産はあるの?」という疑問への答えを詳しく解説しました。
- 埼玉県には現時点で世界遺産・正式候補地はない
- ユネスコ無形文化遺産「秩父夜祭」や「川越」など誇れる文化資産が豊富
- 「地域文化そのものが価値」
世界遺産がなくても、埼玉にも誇れる文化と人の営みがあります。
この記事をきっかけに、地元の遺産や文化の背景にある“ストーリー”を感じてみてくださいね!
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